採用活動は自社サイトの活用が必須! 求人情報サイトと自社サイトの違いは何?
求職者の企業探しの行動を考えると、求人情報サイトのみの採用活動依存からの脱却が必要です!
求人情報サイトでの求職者の行動
新卒であれ、中途であれ求人を探す際は、多くの方が求人情報サイトから探します。
それは求人情報が一度に確認できるからです。
その為、企業としては多くの人が見てくれるから求人情報サイトに掲載しておけば一安心。と思っている方も多いのではないでしょう。
しかし「一度に確認ができる=比較も簡単」という事を忘れていませんか?
比較対象としては主に「給与」や「特徴」です。
「まずは給与で比較して・・・どんな会社なんだろう」という具合に、候補を選んでいきます。
求人情報サイトは企業を選ぶ場でもあるのです。
求職者は、候補になった会社をより知るために会社名で検索し、企業サイトを閲覧します。
自分が働きたい企業の情報を、少しでも多く知りたいと思うのは自然のことです。
求職者の企業探しの行動を考えると、求人情報サイトのみの採用活動でよいのでしょうか。
自社サイトの必要性
求人情報サイトに記載されている内容は求職者向けの内容です。
今では仕事の内容だけでなく、職場の雰囲気や代表者からのメッセージ、社員インタビューなども記載できるサイトも増えてきました。
しかしその情報は、企業の情報としてはほんの一部です。
就職活動に関する情報収集では、企業ホームページの閲覧が約7割を占めているという調査結果もあります。
ネットの普及により、より簡単に情報を得ることができます。
自分が働きたいと思う企業のことを調べるという行動は不思議なことではありません。
どんな会社なのかをもっと知りたい!と思うからこそ企業ホームページを閲覧するのです。
この行動は企業に興味がある、働いてみたいといいう気持ちが増してきたからこその行動ではないでしょうか?
会社名で検索してもホームページが見つからない(ホームページがない)
↓
情報収集ができない
↓
どんな会社かわからないから不安
↓
エントリーをやめようかな・・・
せっかく求人情報サイトで候補に挙がっても自社サイト有無で候補から外れてしまうのは、残念ではありませんか?
自社サイトに求められる情報は何?
では、求職者が重視している情報とは何でしょうか。
- 事業内容
- 職種による仕事内容
- 社風
- 職場の雰囲気
- 福利厚生
- 教育・研修制度
- 安定性
など、様々な項目があります。
その中でも重要視する項目は
- 「事業内容」や「仕事内容」の自分が仕事として携わる内容
- 「社風」「職場の雰囲気」などの自分に及ぼす職場環境
『重視している』『どちらかと言えば重視している』の合計が全体の約8割を超えるという調査結果もあるほどです。
求人情報サイトでも項目はあるかもしれませんが、決まられた枠の中では十分に伝わらないこともあるはずです。
また求人情報サイトでは簡単に比較されてしまうからこそ、詳しい内容を掲載し、他社との差別化が必要となります。
しかし、注意しなくてはならないことは、企業側が伝えたい内容のみを盛り込んでしまう事です。
求職者が企業を選ぶ際の重要ポイントは何のか、逆に選ばないポイントは何なのかを意識し、求職者の視点で企業の魅力を伝える必要があります。
自分にとって求める情報が得られなければ、応募される確率は下がってしまいます。
採用サイトの位置づけ
近年では専用の採用サイトがある企業が増えてきました。
企業サイトにある採用情報ページでは十分な情報を伝えられない為です。
採用サイトでは、ポップアップや動画などを駆使したり、インフォグラフィックを使用したりと、求人情報サイトや企業サイトでは表現できない、自社の社風や魅力を視覚的にわかりやすく表現しています。
このようなことができるのも専用サイトならではであり、また比較されにくく、差別化ができるというメリットにもなります。
更に、新卒と中途では検索方法も異なります。
新卒者はリクナビやマイナビなどの大手求人情報サイトを検索し、中途者はindeedなどの求人検索ポータルサイトでの検索が主流です。
しかしどちらにも言えることは、本気で探している人は企業サイト・採用サイトの両方をよく閲覧し情報収集をしているという事です。
まとめ
求職者は、自分にとってよい企業で働く為に、より多くの情報を求めます。
求人情報サイトに掲載しておけば応募が来るというという考えだけでは不十分です。
企業としては自社の魅力に共感しより良い人材を確保したいと思うのは当たり前です。
自社サイトを閲覧しどのような企業なのかを知った上で募集する人と、全く見ずに募集する人では、受ける印象は違うのではないでしょうか。
求人情報サイトは企業候補を選ぶ場
自社サイトは企業を見極める場
この違いを認識しなくてはなりません。