事業定義
物事には「定義」や「目的」が重要である
「人は定義を意識して行動する」
とドラッカーを研究されている方に教えて頂いたことがあります。
それ以降は、何を行うにも、物事には「定義」や「目的」がとても重要と認識しています。
さまざまな会社や働く人を観察していると、以下の状況のように組織の役割によっても違います。
- 売上や収益を重要と位置付けている会社は、営業力にフォーカスし、今年度、今月の目標達成することに注力している状況があります。
陸上で言えば短距離走を中心に行っている状況です。 - ニーズや課題を解決することを重要と位置づけている会社は、調べる・ヒアリングすることなど、聞く力にフォーカスし活動されている状況があります。
そしてビジネスをつくり上げていっています。陸上で言えば中距離・長距離走で先を考えて走っている状況です。
広告・販促を実行していく上で、方向性を明確にすることが、Webサイトを構築するうえでとても大切な事で、Webサイトは完成がゴールでなく、運営(課題を発見し改善施策)し続ける事が必要です。
「Webサイト構築は未来を考えること」と考えています。 長距離走・中距離走・短距離走を組合せて、有効な情報発信を行うことが重要となります。
事業の全体像を明確にする
商品やサービスを創造するなかで、
- 顧客のビジネス課題はなにか?
- 顧客が困っていることはなにか?
- どのようなニーズやチャンスがあるか?
を明確にしていくことや把握していくことが必要です。
顧客から創造することがとても重要になります。
しかし、Webサイト構築し運営を行っていくと、
「そこ考えていなかったの?」
「〇〇と言っていたじゃない…」
と思うことが今でもあります。製品ありきで考えていることが多いと感じます。
Webサイトは「自社メディア」を構築することになります。
事業に役立つことがとても大切で、目指すところは、「自動販売機」のように顧客に商品提案をし、選択してもらい、アクションボタンを押してもらうことになります。
自社が、
「何ができるか!」
「何に役立つか!」
を明確にし、情報発信していく必要があります。
情報発信の基本
「商品やサービスのスペック」=「機能的価値」を掲載しただけで、終わってしまっている情報発信が多く見られます。
開発部門が考えたりしたことが反映されていない、もったいない情報発信です。
情報発信は顧客に対する、
「機能的価値」
「経済的価値」
「心理的価値」
の3つで表現する必要があります。
商品スペックを届けるだけ、比較してもらうだけであれば、「機能的価値」だけで大丈夫です。
しかし最近の商品選定は、自社や自分に
- どのような「メリット」があるか?
- どのような「デメリット」があるか?
を考えて商品選択を行います。これには人が存在しています。
「経済的価値」「心理的価値」までを整理して情報発信を行わなければ、顧客に魅力は届きません。
デジタルやアナログ・リアルを考える前に整理していくことが重要です。
これらは手段になるので、どちらが対象顧客に届き易いかの選定です。
デジタルやWebで届ける方法が有効な部分は、Web戦略を考え、サイト構築の段階に進むことができます。