課題ヒアリング
「認識力」が重要
仕事に必要な4つの技能は、
「認識力」「構想力」「構築力」「運営力」と意識しています。
まずは図のように、認識力が土台となっていきます。
- 思い込みが強い
- 客観的な状況を把握していない
- よい部分のみに目を向けて、悪い部分を避けている
- すでに起こった環境変化を無いものとして見過ごしている
などなど様々なことがありますが、認識不足や認識の甘さがある状況で、仕事に取り組んでいけば、正しい判断ができなくなり、失敗していくことになります。
コンセプトワークの中で最初の行うことが、「課題ヒアリング」になります。
しかし、認識力が足りていない状況では、「課題」自体が不足していきます。
お客さまのWeb戦略を行う際、課題を確認するのですが、「認識されている課題のみ」で制作を進めると上手くいかないことがありました。
この会社はよく考えている会社なので、大丈夫と思ったのですが、やはり確認不足の部分が発生していました。
同じことが起こらないように、課題ヒアリングの段階を重要視しています。
「ライフサイクル」でビジネス位置を明確にする
自社のビジネスの立ち位置を把握することが重要です。
- 今後、伸びていくビジネスステージである
- 今後、技術競争が激しくなっていくビジネスステージである
- 今後、価格競争が激しくなっているビジネスステージである
などなど段階を把握していきます。
環境が悪くなっている状況にも関わらず、今までのやり方のまま、課題を設定しているケースがあります。
事業・商品・サービスなどは生まれてから衰退していくまでの流れがあり、その移り変わりを表した図となります。
時期に応じた施策を実行していくことで、業務成果を高めていく必要があります。
Web戦略に一番期待されるのは、「集客・営業の仕組み化」になります。
キレイな・かっこいいデザインの良いWebサイトができればいいというゴールではありません。
集客の状況、顧客名簿の取得方法、営業活動の在り方などビジネスステージを把握し、市場や顧客に適合したアプローチが必要になります。
しかし、アプローチでよくある間違いは、流行や成功事例をマネしていくことです。
「当社の課題は、SNSを活用し業績をあげる!」とニュースなどを見て、取り組みされる場合があります。
業績があがらないとは言いませんが、「それだけでいいのですか?」と感じることは多々あります。
対象市場の顧客はどのようなアプローチを望んでいるか?よく考えていく必要があります。
「顧客の変化」を把握しているか?
最近はメールでなく、チャットを通じで仕事を進めるケースがあります。
弊社でも数年前より活用し、各種プロジェクトの進捗を投稿しあっていくことで、電話することもなく、面談することもなく、仕事が進んでいく案件が多々あります。
そんな状況で仕事を進めているのですが、「電話」でしか進めてくれない取引先もいます。
現在は、「電話は無理やり時間を奪われる手法」と言われるケースまで出てきています。そのようなコミュニケーションの変化も正確にとらえ、アプローチ方法を変えていかないといけに状況になっています。
今だけ必要というよりは、少し先の未来はこんな状況になっていくという認識が必要です。
クルマを購入するときは、こんなケースを想定します。
- 数年後、子供がこれから大きくなる
- 数年後、子供が育っていくから自分の時間が増える
このような変化を想定して、クルマを選ぶケースが多いと思います。
クルマの選定とWeb戦略は似ています。
「Web戦略は未来を決断することです。」
- 今だけ発想でなく、未来を考える
- 自社本位でなく、顧客主体で考える
Web戦略はサイトを制作・完成し、数年間かけて運営することで成果を出していきます。
プランオンのビジネスプロセスは、Webサイトを制作するだけでなく、Web戦略を軸に、お客さまの未来を共に考えることからスタートします。