キーワード選定
キーワード選定では、自社にとって顧客(ユーザー)はだれか、自社がWebサイトで顧客の問題をどのように解決するかという事業定義をもとに、重点的な対策キーワードの洗い出しをおこないます。
事業定義についてはこちら
重点対策する検索キーワードを洗い出す
顧客(ユーザー)の悩みや課題・ニーズを検索キーワードに置き換る
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重点対策キーワードでは、まず自社の顧客(ユーザー)が抱える悩みや課題・ニーズを検索キーワードに置き換えて抽出することから始めましょう。
悩みやニーズの洗い出しはペルソナやユーザー行動シナリオを活用
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悩みやニーズを洗い出すには、顧客(ユーザー)となりえるユーザー属性を想像した「ペルソナ」や、商品を購入する、またはユーザー行動の意思決定プロセスを描いた「ユーザー行動シナリオ」を考えてもよいでしょう。
検索ユーザーのキーワードや競合他社の対策キーワードを知る
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検索キーワードから探す手法としては、検索ユーザーがどんなキーワードで検索をしているのか調査できる「サジェストキーワード」や、競合他社がどんなキーワード対策をしているのか「競合キーワード調査」をして知ることも重要です。
自社の会社名や取り扱い商品に特化したキーワードだけではダメ
悩みや課題をかかえる、潜在層の検索ユーザーは必ずしも会社名や商品名を知っているわけではありません。
専門的な名称がある場合は、一般的な名称や分かりやすい言葉に変えることや、視点を変えた悩みへのアプローチや、意思決定への後押しの仕方など顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズの検索需要も意識的に探すようにしましょう。
検索ボリュームを調査する
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重点対策キーワードをもとに、検索ボリュームの調査をおこないます。
「月間検索数」を見る事で、検索エンジンで月にどのくらいキーワードが検索をされているかという指標を見ることができます。
検索ボリュームのキーワードが多いほど、競合も多くSEOの難易度は難しくなりますが、ユーザーの関心度は高くSEO対策で上位にあげれば多くのアクセスが見込まれます。
ただ、検索ボリュームの多いキーワードだけを選定・対策していては、前述の潜在ニーズのユーザー層や、競合比較で検討してる見込み客のユーザーを取りこぼしてしまいます。
自社の強みも取り入れたキーワードも入れましょう。
検索ボリュームの調査手法
検索ボリュームには「キーワードプランナー」ツールを利用します。
本来はGoogle広告を利用・管理する際にキーワード調査を行うために使われる際のサービスですが、詳しく調査できるので、よく活用されています。
ただし、Google広告の利用が前提のため、Google広告を運用していないアカウントで、調査利用する場合は、検索ボリューム数の箇所は1000〜100万というような曖昧な数値になっていますので、無料で「キーワードプランナー」を確認する際は、参考という形での活用法となります。
また、無料で検索ボリューム数を調査できるサービスもいくつかあり、「aramakijake.jp」など利用する方法もあります。
ページ単位で狙うキーワードを決める
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WebサイトのTOPページやその下層にあるページごとにキーワードを決めましょう。
キーワードを予め決めておくことでSEO対策だけではなく、どのような要素のコンテンツの内容や企画等を配置しないといけないか把握することができます。
キーワード決めの注意点として、ページ単位でのキーワードは3つ以内にしましょう。
キーワードが多すぎると、何を伝えたいページなのか分からなくなってしまいます。
これはSEO対策でも当てはまり、キーワードが多いと情報が分散し、検索上位に上げたい主要キーワードが薄れてしまうため、検索順位もあがりにくい結果となります。
各ページごとの主要キーワードは、ディレクトリーマップにもまとめると、一覧化や共有もできるのでよいでしょう。