カーディーラーの位置情報を活用した競合調査
販促で重要なのは、「タイミング」「内容」「大きさ」
商圏に競合がある場合は、調査・分析し、競合よりも優位なタイミングで、販売促進を行うことが重要なります。
店舗集客での販売促進を行うに当たり、競合がどのような事を行っているのか、ご担当者様や店長様は気になります。
競合カーディーラーの店舗やインターネット広告や折込チラシをチェックし、
「競合は○○をやっているから自分たちの店舗では○○をしよう」
「競合は○○していて来店が多いから自分たちの店舗でも同じことをしよう」
など、その場で対策を考えて翌週にイベントを実行することもあります。
しかし、同じ商圏で翌週に同じことをやっても、競合が先にそのイベントをやっている事で、自分たちの店舗は後発になってしまい、同じ商圏のお客様には飽きられてしまっている。
準備期間も無い中でのイベントのため、スタッフの活動や接客もあまり上手くいかず、来店したお客様には悪い印象になってしまった。このような出来事も起こっています。
ではどのように対策をすればいいのでしょうか?
事前に競合のイベント実施予測を分析し対策
競合がいつ・どんな店舗集客イベント・商談イベントをやるのか?事前に予測ができればそれに対して対策案を企画することは可能です
最新の技術を活用すると、指定した競合の1日ごとの来店数がわかる「時系列」の過去データを取得し、その過去データを基にイベント時期の傾向からイベント日を選定することが可能です。
「曜日」「時間帯」「競合分析」「新規・リピート」「来店頻度」「流入・流出」「性別・年齢」「指定生活圏」「指定生活圏(詳細)」が取得できます。
「時系列」のデータでは競合店舗の日別毎の来店数の傾向を分析し、競合よりも先の日程でイベントを実施します。
また、「流入・流出」のデータでは自店舗にとって1番の競合を知ることできるので、1番目競合を意識した企画を実施することで、競合との差別化を図っていきます。
このような競合の過去データを総合的に分析することで、店舗商圏の中で優位の立場を常に作っていき、店舗商圏のシェアを高めていきます。
なぜこのような競合店舗の情報を取得することができるのか?
それは、スマートホンの位置情報を起動させていて、提携先のアプリがそのスマートホンにダウンロードされていれば取得することができます。
そのため、この条件がそろっていないと来店客の情報は取得することはできません。
*情報を取得する建物の範囲が決まっているため、指定する店舗の中にいない周辺の人たちの情報も取得してしまう可能性があります。
必ずしも100%の情報ではありませんが、傾向を知るためには大きな情報源となります。
またタイミングを把握するには、情報が取得できる開始日は契約後の準備ができてからとなりますので、競合の傾向をしるためには最低でも1年間の契約が必要となります。
競合は同業種だけではなくなっています!
カーディーラー様の場合、競合に指定されるのはカーディーラーであることが多いです。
しかし、必ずしもカーディーラーだけが競合ではありません。車両であれば新車同士もありますが、予算や条件によっては「中古車」や「カーシェア」、「レンタカー」も競合になります。
メンテナンスであれば、ガソリンスタンドや用品量販店、専門業(車検・タイヤ・コーティング・板金)、町の整備工場などが競合になりえます。
商品・サービスによって指定先の競合は変わってきますので、細分化した競合店舗分析をオススメします。
店舗集客に関する競合店舗の調査・分析の事例
国内メーカーの某カーディーラー様で、店舗集客のための競合店舗調査・分析をさせていただきました。
調査・分析の対象となったのは富裕層が多くいる商圏で、国道沿いには多くの国内・輸入車カーディーラーが並んでいました。
調査を開始して1ヶ月が経ち、カーディーラー様へご報告をした際に、一番興味を持たれていたデータは「流入・流出」でした。
自店舗に来店したお客様が、自店舗に来店された前後にどこの競合店舗に行っていたのか見ることできるため、カーディーラー様が想定していた競合とは別の競合の方が「流入・流出」が多かったことに驚かれていました。
他にも、「性別・年齢」のデータから競合に来店している年齢層が想定よりも若かったり、「時系列」のデータだと飛びぬけて来店数が多い競合があると「この時何をやっていたんだ?」と興味をもったり、「指定生活圏」のデータだと「この地域からの来店客も以外に多くいるな」など、今までカーディーラー様が持っていた競合情報とは違う情報を知った事で関心をもっていただきました。
新規客の店舗集客が少ない店舗・大型の新店舗がOPENなど、変化させないといけない、変化が必須の状況では、競合調査をオススメします。