採用サイトは3つの価値で情報を整理
求人内容に記載する情報の偏りは、採用したい人材からの応募数に影響が出ます。
採用したい人材からの応募を増やすために3つの価値で情報を整理しましょう!
3つの価値とは
3つの価値とは「心理的価値」「機能的価値」「経済的価値」のことを言います。
情報を発信する上でこの3つの価値はとても重要です。
しかし多くの求人に「機能的価値」と「経済的価値」の情報が多く掲載され「心理的価値」の情報が少ないのを見かけます。
企業が伝えたい情報と求職者が知りたい情報は必ずしも同じではありません。
また優先順位も違います。
求職者は自分にとっての
- メリットは何なのか
- デメリットは何なのか
を考えて企業を選択します。
「心理的価値」までを整理して情報発信を行わなければ、求職者に企業の魅力は届きません。
過不足なく3つの価値を求職者の目線で伝わる内容で表現することが重要です。
心理的価値とは
求職者の期待や不安解消していますか?

- 残業、離職、休暇、転勤、平均勤務年数
- 社風
- 社員の声
- 女性の働き方
新しい職場で働くことは誰しも期待や不安があります。
だからこそ、期待を裏付けることや不安を解消することを伝える必要があります。
どのような人達の中で、どのような働き方ができるのかなどがイメージできれば、求職者の不安も解消され、期待度も増していくのではないでしょうか。
「こんな会社だったら働いてみたいな!」と共感ができる内容であることが重要です。
機能的価値とは
会社のことが伝わっていますか?
- 商品やサービス
- 仕事内容
- 研修
- 会社概要
- 会社の強み
- 理念・経営方針・事業戦略
どのような理念を持ち事業を行っているのか、またそれが商品・サービスにどのように反映されているのか。
商品やサービスに興味を持った求職者には知りたい情報となります。
また、企業の強みだけでなく、安定性や発展性も求職者にとっては重要な情報となります。
経済的価値とは
条件は伝わっていますか?
- 給料や福利厚生
- キャリアプラン
- 昇進・昇格
- 応募条件
生活していく上で求職者にダイレクトにかかわる部分です。
採用情報の給与欄に「前職・経験を考慮して決定」と書かれていたり、給与補足欄に○○手当と記載されており、詳しい金額の記載がないものを見かけます。
これでは月給が不透明で、生活する上での算段が立てにくく、企業選択から外れてしまう可能性もあります。
また、問合せや面接をしてみないとわからない・・・ということでは求職者が行う工程が1つ増えることになります。
経済的価値とは、企業が従業員に対し働きやすい環境をどう整えているのかがわかる項目でもあります。
不透明な表現では、逆に不信感を与えてしまう可能性がありますので注意が必要です。
まとめ
機能的価値、経済的価値しか表現していなければ、その内容に適合した求職者からの応募も多くなります。
応募者の偏りがある場合は、発信する情報の偏りが原因ではないでしょうか。
求める人材からの応募を増やすためにも発信する情報を3つの価値に分けて整理しましょう!
次回より、3つの価値について詳しく伝えていきます。