採用サイトは3つの価値で情報を整理(機能的価値編)
求職者に会社のことが伝わっていますか?
3つの価値とは「心理的価値」「機能的価値」「経済的価値」のことを言います。
それぞれの詳しい内容を下記を参照ください。
採用サイトの機能的価値とは
「機能的価値」とは、会社の商品やサービス、強みや方針など、企業全体を構成している役割や働きにおいて、求職者に提供できる価値のことです。
- 商品やサービス
- 仕事内容
- 研修
- 会社概要
- 会社の強み
- 理念・経営方針・事業戦略
どのような理念を持ち事業を行っているのか、またそれが商品・サービスにどのように反映されているのか。
商品やサービスに興味を持った求職者には知りたい情報となります。
また、企業の強みだけでなく、安定性や発展性も求職者にとっては重要な情報となります。
企業としての魅力は何?
企業にはそれぞれ歴史があり、また思いがあります。
それを伝えることができるのが機能的価値の部分です。
企業概要に社名・住所・設立などの必要最低限しか記載されていなかったり、また理念や経営方針のページには理念と方針しか記載されていない採用サイトを見るともったいないなぁと思います。
それはなぜでしょうか。
- どんな会社なのか
- 理念や方針にどのような意味があるのか
などの思いが伝わってこないからです。
企業の一員として働くわけですから、当然仕事内容にも反映されている部分で、いわば働く根幹にかかわってくるところです。
例えば「商品を売る」ではなく「サービスを提供する」という企業であれば、理念や経営方針にその理由が表現されているのではないでしょうか。
思いを伝えることは求職者側の応募する・しないの選択にもつながり、企業としての魅力をしっかりと伝えることが求めている求職者からの応募を増やすことにもつながります。
どのような求職者を求めるのかによっても表現は違う
求職者の種類は大きく3つに分かれます。
- 新卒
- 中途(未経験者)
- 中途(経験者)
果たして同じ表現内容でよいのでしょうか?
新卒の場合
仕事もそうですが、社会人としても未経験です。
「当然・あたり前」と思っていることも新卒であれば「知らない・想像できない」こともあります。
社会人としても未経験の為、研修内容も詳しく記載するとよいでしょう。
中途(未経験者の場合)
業界内の「当然・あたり前」は知らないこともあるはずです。
未経験OKとページに記載するのであれば、未経験者にも伝わる内容にする必要があります。
中途(経験者)の場合
だいたいの仕事内容はわかっています。
であれば、自社が注力している部分や他社との違いを明確に記載することが重要です。
仕事内容の表現一つをとっても、これだけの違いがあります。
昨今は新卒と中途(キャリア)と分けて掲載される企業も多く見かけます。
しかし、そのほとんどが募集要項のみが分かれているだけです。
入社してから「こんなことまでやるなんて・・・」という理由で離職されてしまうのは、とても残念なことです。
求職者の種類を意識した表現はできていますか?
まとめ
求職者にどのようなことをしている企業なのかを知ってもらうのはとても重要なことです。
広く浅くの内容ではなく、対象の求職者に対して思いを載せた深く充実した内容にする必要があります。